お久しぶりです。
森和田のあきたかです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
おかげさまで森和田は
スピボとライヤーのコラボイベントや
北九州のラジオ初出演などなど
忙しくさせて頂いておりました😄
※ラジオの音源をいただいたのでYoutubeにアップしました。
よかったら聞いてくださいね。
さてさて今回のテーマは
これから秋に向けてピッタリの
文学の匂いプンプンのタイトルです❗
実は電子書籍で出版しておりました
「The power of Life いのちのスイッチ」を
紙版で欲しいというご依頼がありまして
この度紙版の書籍として製本しました😆
(森和田に直接会えない方は↓↓ここから購入可です)
で…
紙版で欲しいと依頼された方というのが
森和田んちにほど近い
八木山峠中腹にギャラリーを構える
詩人の山本よしきさん でした。
この方もちろんプロの詩人で
詩集や書籍やカレンダーなど多数出されておられて
新聞のコラムや各所でご講演されておられます。
このブログを読まれておられる方の中にも
もしかしたら山本よしきさんを
ご存知の方がおられるかも知れませんね。
失礼ながらボクは存じ上げておりませんでしたが
妻のなつみさんは
ずっと以前からよく知っていたそうで
実際にギャラリーにも行っていて
詩集も買って職場の机に置いて
日々エネルギーを頂いていたとのこと✨
そんなファンの一人と山本さんが知ってか知らずか
森和田の書籍をたまたま知ってくださり
しかも興味をもたれて
紙版での購入依頼をしてこられたんです❗
そりゃなつみさんは大喜びですよ😆
で…
近くということもあり
直接お渡しに行こうということになって
先日ギャラリーへ行って来ました。
なんとも不思議な世界観の
言葉のパラレルワールドと言った風情
車道から少し入り込み
現実から切り離された
まるで秘密基地のようでした。
なつみさんは久しぶりに会えるので
浮き浮きしていましたが
ボクは相手がプロの詩人で
そんな方にボクの書いた詩を読まれることに
緊張しまくらちよこでした😫
山本さんに書籍を渡すと
ページをペラペラと何ページかめくられて
机の上にポンと置かれ…………😰
あとは…
ご自分のことや
世の中の不思議なエネルギーのことを
いっぱい話してくださいました。
実はボクはこの時内心ホッとしていました。
その場で詩について評価されなくて
よかったと思っていたんです。
本当にドキドキしていたんですよ😫
そんな感じで時間を過ごし
また来ますと言って
ギャラリーを後にしました。
日はかわって
次の朝…
なつみさんが
山本さんからメールが来てるよ…と
そこには
メール文からも山本さんの興奮した気持ちが
伝わってくる感じで
「本物だ❗本物の詩人に出会えた❗
とにかくもう一度会って話がしたい。
電話をしてほしい。」
と書かれていました。
ボクは、なんとも表現しがたい
熱い何かが胸にこみ上げてくるのを感じました✨
山本さんいわく
朝起きて
昨日もらった森和田の書籍を
じっくり読んでくださったんだそうです。
そうしたら…
衝撃が走って❗❗
かつて詩人の灰谷健次郎さんと
飲みながら朝まで熱く語り合った時と
同じ気持ちが溢れて来て
いてもたってもいられない気持ちになられたそうです。
そちらに泊まり込んで朝まで語り合いたいとまで言ってくださいました🍻
びっくりしたのと同時に
本当に心から嬉しく思いましたし
その時
山本よしきさんが
ボクの作品を受け入れてくださったことに
素直に喜ぶことができた自分が
本当に本当に嬉しかったです✨
思い返すとボクが詩に興味を持ち始めたのは
小学6年生の頃です。
その頃は何かにつけては
やれ感想文を書いて来なさい❗
やれ作文を書いて来なさい❗❗
という宿題がいっぱいありました。
そもそも学校の勉強が嫌いで
宿題が大嫌いだったボクに
感想文や作文の宿題は
苦痛以外の何ものでもありませんでしたが
さらに悪いことに
この感想文や作文の宿題には
『原稿用紙2枚以上書くこと❗❗』
という命令がつくのがお決まりでした😭
「はぁ何で2枚や?ふざけんな💢」
当時の学校は今以上に理不尽なことが多く
勉強は苦行でこそ勉強❗
体育や部活は根性で乗り越えてなんぼ❗
原稿用紙1枚で終わらせてなるものかという
先生たちの思惑を勝手にボクは感じて
(本当はそんなことを先生は思ってなかったでしょうけどね)
やたら反発して
わざと同じことや同じ言葉を繰り返し書いて
2枚以上にして提出したりしていました。
当然、怒られるわけですが
そんな時に
図書室で一冊の小説に出会いました。
それは…
志賀直哉の「城崎にて」
です。
志賀直哉という小説家は知っていましたが
夏目漱石と同じような歴史的な小説家
というイメージでした。
そんな志賀直哉が書いた「城崎にて」を読んだ時に
当時のボクは衝撃を受けたんです。
ボクはスゴい小説は分厚い本で
何百ページも書いてあって
ページが多いほどスゴいんだと思っていました。
ところが「城崎にて」は
10ページあるかないかくらいで完結していました。
志賀直哉はスゴい小説家
だからその人の小説は
きっと何百ページもある。
何百ページも書けるから
志賀直哉はスゴいんだ❗
という図式が小6のボクの中で
音を立ててガラガラと崩れました。
その小説を持って司書の先生に話を聞きに行くと
司書の先生は
「文は長くだらだらと書くよりも
短い言葉で全てのことが伝わるように書くことの方が難しいのよ。
それからすると志賀直哉さんは天才よ。」
と話してくれました。
そしてボクに
谷崎俊太郎さんの詩集を紹介して
「森田くん
詩はもっとスゴいよ。
最短の言葉で最大の思いを表してる。
読んでみたら?」
と言ってくれました。
ボクは詩とこうして出会い
ボクは詩を書き始めることになったんです。
まぁ幼いボクですから
書いてる詩も稚拙だったと思いますが
当時のボクは
文字をいっぱい書けば評価される学校に
反発するような気持ちで
誰に見せるわけでもなく
ノートの隅っこや広告の裏紙に書いていたように思います。
あれからずいぶん時が流れ…
ボクもボクの書く詩も
少しずつですが成長してきました。
そして
今のように詩を書いて
色んな人たちにメッセージが届けられるようになりましたし
詩人の山本よしきさんや
多くの方々が
ボクの詩を認めてくださるようになりました。
それもこれも…
かつて学校で
感想文や作文の宿題に
「原稿用紙2枚以上」
書かなければダメだという
制約があったからこそ
反対に少ない文字数で表現される
詩の素晴らしさに気づかされたのかも
知れません。
そう考えると
当時の宿題に感謝しないといけませんね❗
そう言えば…
先ほど書いた司書の先生が
詩集を紹介してくださったあと
こんなことをおっしゃったのを
思い出しました。
「森田くん
詩も素晴らしいし城崎にても素晴らしいけど…
だからといって学校の作文とかを短く書いていいっていうことじゃないよ。
一応言っておくよ。」
…あの先生は
何でボクの企みを見抜いたんだろう?
きっとボクの顔に…
「しめしめ…
作文をいっぱい書かない口実が見つかったぜ❗」
と書いてあったのかも…
神様はお見通しですよ😫
宿題はちゃんとやりませう❗❗
さて
いよいよ芸術の秋ですよ。
芸術は心の栄養✨
最後になりましたが
みなさん
ステイホームを芸術で
心豊かにお過ごしください😊
ではまた😄
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